ラグジュアリーブランドの販売スタッフ

2011.07.06

ラグジュアリーブランドの販売スタッフの採用面接に私もよく立ち会いますが、きちんと敬語が使えるかどうかをチェックするのはもちろんのこと、わざと人を困らせたり怒らせたりするような質問を連発してきます。たとえば、「見た感じ、売りそうに見えませんね。本当に売れるのですか」などと平気で聞いてきます。「こう見えても、けっこう売るのです」と軽くかわせればOK、思わずムッとしてしまうと、その時点でアウトです。銀行の破綻や再編が大きな話題になった頃のこと、金融関係の方が何人か、私の会社(販売スタッフを育成し、ラグジュアリーブランドに派遣する会社)に応募してきました。履歴書を見るかぎり、皆さん、とても優秀です。一流大学を卒業して、会社でもそれなりの地位についている方たちもいました。しかし、結果的に全員、不採用でした。決め手は、頭を下げることができない人たちだとわかったことです。面接のときに、「トイレ掃除からはじめられますか」「ずっと年下でも、仕事上の先輩に敬語を使えますか」などと、わざと意地悪な質問をしてみました。すると、明らかにムッとしたのが顔に出るのです。これでは、販売の仕事はつとまりません。