昭和四〇年代に建築されたマンション

2011.10.27

受洗する際に工期を決めるが、工期は天候によって大きく左右される。雨や風が強かったり真夏の暑い日もよくない。気温が低く、湿度も低い方が工事ははかどるが、白然現象はわれわれの思いどおりにいかないものだ。しかし、そこを何とか工夫して工期を短縮すればそれだけ経費は節減できるのも事実。昭和四〇年代に建築されたマンションは、その後、外壁、室内壁、キッチン、トイレなど水回りに欠陥部分が指摘された。外壁は耐久性、耐水性、耐衝撃性、断熱性、遮音性などが考慮されるが、外壁をつくるコンクリートそのものに問題があったのである。コンクリートというのは誰でも知っているようにセメントと水の化学反応によって固まる。そして、強度は生コンの柔らかさによって決まる。昭和四〇年代のマンションは、このコンクリートに海砂が使われ、海砂に含まれる塩分を充分な除去していなかったために突如として外壁が崩れ落ちたりした。当然、コンクリートの内部でもこうした化学反応が起っているはずで、その分、耐震性や耐久性が弱くなるはずだ。