2010年1月に、文部科学省から最新の『子どもの学習費調査』が発表になりました。ここでは視点を変えて再度、ご紹介したいと思います。まずは、調査結果を見てください。皆さんはこの結果から、どのような感想を持ちますか?ちょっと面白い体験をしたのでご紹介します。調査結果が発表された日の晩、夜のニュースを観ていたら、「子どもの学習費、不況の影響で減少」というような大きな見出しが躍りました。結果の概略の紹介とともに、「いまは家計が苦しいですから、教育にお金はかけられないですね」、「習いごとはひとつが限界です」といったような親たちの街角インタビューが流れます。「やはり『ない袖は振れぬ』ということか」となんとなく納得していたら、明けて翌日。朝の情報番組を観ていたら、今度は「不況でも学習費は上昇」というような見出しが目に飛び込んできました。「あれ?」と思って意識を集中すると、公立中学の学習費が上昇したという点をクローズアップしてのもの。「不況でもやはり教育費は削れないんですね」というようなコメントが続きます。どちらも、ほんの1〜2分あるかないかのさらっとした紹介なので、それに対して疑問を抱くほどの情報量もありません。おそらく、どちらの番組を観だのかによって、教育費の動向に対してインプットされる情報も正反対になるのではないでしょうか。教育費のかけ方に正解はありません。結局のところ、どの時期に、どのくらいの教育費をかけるのかを決めるのは他ならぬ自分たちです。「クラスメートがほとんどが塾に行っているからうちの子も」、「同じ学校に通っている人たちの受験率が高いから受験させる」、「不況で世の中全体が公立志向だからゼッタイに国公立の大学しかダメ」など、その場その場の周りの動きに流されていると、教育方針がぶれ、結果的に教育費の無駄を生んでしまいます。よい意味でマイペースに、「我が家は我が家」という姿勢を貫くことが大切なのです。
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