工具やネジなどの部品の販売もパート頼みが多かった。これらは品種が多く、しかも建築技術の激変に合わせてめまぐるしく変わる。転勤してきては、すぐに他の地域へ異勤して行く正社員には覚えきれない。細かな商品知識も、ベテランのパートに聞かないとわからないことが多かった。Iさんが勤めていた十年の間に転勤していった正社員は十人以上にのぼった。その一人が、本社での正社員研修から戻って「研修では、レポートでパートの
鼻につくといやがらせ... の続きを読む
違法運用がまかり通れば、個々の建築士が意識しなくても、モラルは低下する。まず、欠陥住宅が発生した場合、建築士が感じる「責任感」である。たとえば、設計ミスで建築主から訴訟を起こされたとき、もし、建築士が資料を調査し、自ら設計図書を書いているならば、発生した欠陥に対して責任を感じるであろう。ところが、図面を作成し、失態を演じたのは無資格者である。ただ設計者の名義が自分なので、しかたなく裁判では敗訴判決
知らず知らずのうちに建築士のモラルが低下していく... の続きを読む
実際に、外資系に行くと決めていたある優秀な学生がインターンシップに参加して「自分が入社して変えてやる!」と入社を決めたのである。同じ現場を見せるにしても、伝え方やストーリーによって、学生の受け取り方がまったく違うというのが、この話で伝えたい点だ。また、現場をきちんと見せたうえで入社しているかどうかは、入社後のがんばり度合いに大きく影響する。入社後に「だまされた」という気持ちになるよりも、会社の悪い
最終的に人がどんどん流出していく結果に... の続きを読む
しばらく山国川の左岸を伝っていくと、対岸にほとんど垂直にそそり立つ険しい岩壁か見えてきます。これか競秀峰で、その下にあるのが「青の洞門」。はるか昔にここを訪れたお坊さんが、土地の人が安全に通行できるように掘ったというトンネルです。今も車道の脇に素掘りの洞窟のようなトンネルが残ります。長い年月をかけて岩肌をも削る川の流れと、そこに道を通した人の執念、双方の力に圧倒される光景です。青の洞門のあたりには
自然と人の力、双方に驚く... の続きを読む
マンションの管理費とは、所有者が管理組合に毎月支払うもので、共用部分や建物の敷地などの管理にあてるためのお金です。私は契約書を慌てて取り出し、確認しました。不動産業者と取り交わした契約書には「未納管理費ゼロ」と書いてあります。「未納の管理費はないはずですが。仲介した不動産業者に電話をしましたか?」「それが不動産業者は梨のつぶてで……」業者のところへ何回電話しても相手にしてもらえず、思い余って私のと
未納の管理費があることを知らせない悪徳不動産業者... の続きを読む